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MSXの思い出
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@HB−F1XDJ(MSX2+)
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高校時代はお金がなく、ポケコン(ポケットコンピュータ)しか買えなかった反動もあり、大学に入ってから、
お勉強はそこそこにせっせとバイトして小金を作り、
夏休みに運転免許&画面の大きな(^^;パソコンをGETしました。
それがMSXです。もうその頃にはMSXのピークは過ぎていたようですが、
そんな事情はまったく知る由もなく、
漢字使用可・19000色表示(自然画表示)・FM音源9音同時発音可能という、
カタログスペックではPC−8801等に較べ、
あまりにもお買い得に見えたMSX2+を買いました。
私の買ったMSXはソニー製HB−F1XDJという機種です。
このマシンはパナのMSXのようにワープロ機能がありませんでしたが、
マニュアルが非常に充実していて、BASIC文法書・BASIC解説書・
ゲーム作成解説本・付録ディスクがついていて、
ゲームを作るにも、音楽を楽しむにも、
ポケコン時代と較べクラクラするような夢の環境になりました。
ポケコン時代は5×7ドット×16文字分のLCD画面と
BEEP音による単音MUSICだけでしたので、
PCをGETした暁にはぜひゲームやオリジナル曲を量産したい!
などと考えていました。しかし、MSXを入手して、
そういったことは才能があって努力もしなければできないことに気づきました。
この頃から、徐々に夢がなくなっていきました。
自分は環境さえあれば何でもできる天才のように錯覚していましたが、
何もできない凡人であることに、
PCや周辺装置にお金をかけるたびに気づくのでした。
アセンブラだけはポケコンで慣れていたので、
また、当時はアセンブラを使うと何とはなく格が上のような雰囲気もあり、
MSX−fan(雑誌)に投稿した折には、
運良くすべて(と言っても3作のみ)採用されました。
結局、MSX−fanは最終号まで買いつづけました。
今でも捨てられなくて、本誌や付録ディスクも全部残しています。
(←過去の栄光にすがりつく奴)
この機械はRAM増設に失敗して自ら破壊してしまいました。
FM音源も壊れてましたし、
未練はないです(でも本当は簡単に直せるようでちょっとショック)。
従いまして写真もなしです。
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AFS−A1GT(MSXturboR)
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その後、MSXturboRが発売になりましたが、
FS−A1STはMSX2+が単に高速化されただけという印象だったので、
購入することはありませんでした。
単に高速化しただけのマシンの場合、結局は
遅い方のマシンに合わせたスピードのソフトしか出ず、
悲しい思いをするような気がしたためです(ポケコンの倍速改造で懲りた)。
その理由で売れなかったのかどうか、定かではありませんが、
この機種はメーカの期待ほどは売れず、MSXの衰退を決定付けた機種と記憶しています。
その後、MSX2+仕様(自然画表示・FM音源・漢字…FM音源はMSX2+の規格外らしいが、
FM音源がないMSX2+は売っていなかったと思う)に加え、CPUの高速化、
BASICで簡単に演奏できるMIDI、MSX−View(簡易GUI)、PCM機能、
そして昔からパナのMSXには内蔵されていたワープロ等、
てんこもりの機能を備えたFS−A1GTが発売されました。
もうMSXは恐らくこの機種が最後であり発展性がないことはよく分かっていましたが、
そこそこ安くて遊べそうだったので少しだけ迷って結局購入。
期待通り遊べる&使えるマシンでした。
動画の取り込みさえしなければ、パーソナルユースではこのマシンで十分でしょう。
だけど、それで満足できないのが人間の性(さが)。
つい他機種に手を出してしまいます。
すると、どうしてもそちらの方がラクなので、
あえてMSXでやろうとする意欲がなくなる。(^^;
結局はMSXはゲームメインでしか使われないよう運命付けられているかのように・・・
この機種が登場しても、やっぱり新作ゲームがどんどん出てくる状況にはなりませんでした。
しかし、この頃から同人ハードの類が幅を利かせ、別の盛り上がりを見せるようになりました。
私も似非RAMを作ったり、拡張マッパメモリを作ったりして、
電子工作に一時、凝りました。
最後にGOUDA−SCSIを手に入れた時点で、
電子工作熱も冷めてしまいましたが。
今だとATA−IDEなんかが、面白そうですね。
けど・・・現用の260MBのHDD(12bitFAT)が余りまくっているのに、
それより大きなHDD(しかも大幅に効率のよさそうな16bitFAT)を
買うことは、多分ないでしょう。学生時代のようにお金も自由になりません。
→ 「PC−9801UV11の思い出」へ続く
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