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草の根ネットのホストをインターネットにつなぐ
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TELNETはインターネット上でパソコン通信をするためのプロトコルです。草の根ネット用の多くのホストプログラムは古いパソコンにはたいていついている232Cというコネクタに電話回線用のモデムを接続して運用するようになっていますので、そのままではインターネットにつながりません。そこで、インターネット時代を迎え、運用を断念した草の根のSYSOP(局長)は多いものと推察されます。ところが「tel2com」という常駐ソフトを導入すると、そのPCはモデムとして動作しますので、比較的簡単にインターネット対応のBBSになるのです!(このソフトは何年も前からあったようなのですが私も知りませんでした)。「tel2comが動いているPC」はモデムそのものではないので、単に接続するだけではうまく動作しないホストプログラムもあるかもしれません。当方ではMPNBBS(ホストプログラム)をtel2com経由でインターネットに接続することに成功していますが、少しいじらないとうまくいきませんでした。
MPNBBS接続の際の考慮点・・・
@232Cケーブルの作成
- 下のようにすると、ホストからの切断、端末からの切断のいずれの場合もBBSおよびTELNETが切断される。これ以外の配線では、BBSは切断済みなのにTELNETの接続が残ったままになる。KTBBSと違って、MPNBBSではTELNETは切れているのに、BBSはログイン中のまま、とはならないようです(多分)。逆に、BBSは切断して接続待ちになっているのに、実際はTELNETがつながったまま、端末も、ホストから切断されているのにそれが分からない、という状態になる。
ABBSソフトにモデムが接続されていると思わせる
- ・TEL2COMの接続時文字列 「RING¥r¥nRING¥r¥n・・・CONNECT¥r¥n」
- 「RING¥r¥n」は時間を稼ぐため、入る限り繰り返す。実際のモデムはRINGが出てからCONNECTが出るまでかなり時間がかかるので、TEL2COMのマシンをアップグレードしたらRING1個だとうまく動かなくなった。
・TEL2COMの切断時文字列 「DISCONNECT¥r¥n」
- ケーブルがきちんとできていれば設定不要(のはず)
・MPNBBSのソースを修正してリコンパイル
- どこをいじったか忘れました(おい)が、ここまでの設定だけではMPNBBSにTEL2COMがモデムであると、だまし切ることができませんでした(残念)。永久に来ない文字列を待っている場所があったので変えました。TEL2COMにATコマンドを送ってもしょうがないのに、まだ送り続けています(一応動いたので直してない)。
※新バージョンのT2CBG(Tel2Com BBS GateWay)だと、ホスプロを修正しなくてもちゃんと動くようになっているようです。RS232Cケーブルの作り方も微妙に変わっているのでドキュメント参照ください。
※旧のTEL2COM、新のT2CBGとも、直接インターネットに公開するとわずか数時間で動作不能にされてしまいます。以前はこれらのソフトを導入するだけで簡単にインターネット対応のBBSができ、それで何年間も運用してきたのですが、現在では、インターネットとこれらのソフトとの間に何か別のプログラムをかませないと、まともに運用できません。残念。
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